photo studio semi degital laboratory

撮影前の下準備

フォトスタジオワークフローに限らず、あらゆる物づくりに携わる職業は作業前の下準備を非常に重要視します。例えば塗装工事をするに当たっても効率を考えた道具の準備や、塗装前の養生などに重点を置き、実作業は二の次といった表現が出来るのかも知れません。フォトスタジオでの撮影に於いても同様で、主役となる被写体よりもむしろ脇役であるライティング機材や写真機、レンズ、撮影台や背景となるマテリアルなどの準備やセットの状況に気を配り、撮影時間の多くはその準備に費やします。実はこれが素人と玄人の写真の違いを決定する重要な部分となります。具体的には整理整頓されたスペースの確保、安定した状態で背景紙などををセットできる土台、色や材質を吟味したバックとなるマテリアルの選択などを指します。また、被写体を宙吊りにしたり、傾きを調整するために必要な道具(透明糸、アクリルのクリアーサイコロ、練りゴムなどの粘着材料など)も欠かせません。素人の方はとかく軽視しがちな部分ですので、肝に銘じて疎かにしてはなりません。

COLUMN :
コマーシャルフォトスタジオにはトップモデルと称されるいわゆる高額ギャランティーの発生するタレントが頻繁に訪れます。しかし、カメラマンはその存在に対する意識レベルは極めて低く、それ以外のファクターである、撮影前の下準備への段取りに集中し、卒の無いワークフローを展開するに当たって、改善の余地はないかと言った写真には写らない部分に対して、修羅な状況の下、管理体制が成されているのです。それは、モデルはもう既にスタジオ入りしている以上、改善のの余地は少なく、そのクオリティーに関しては二の次に考えている為です。この点に於いてもプロとアマのカメラマンの差が歴然としている事が分るのです。

 

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