小物以外のアイテム撮影
商品写真を制作する初歩的なノウハウを別ページで様々な角度から解説していますが、これらの殆どは小物を対象とした場合であり、ある程度の大きさを持ったものについては当てはまらない部分をあるかと思われます。例えば椅子やテーブル、自転車などは机の上で撮れるものではないので、広い範囲の撮影背景が必要です。この点をクリアーにするための提案を下記に示します。
- ルームファクターを使える場合は不要なものを片付け、出来る限りシンプルな状態を設定した上で被写体をセットする。この場合、背景と被写体の間隔を近づけすぎない様にすることが重要で、一般的には50センチほどの空きが適当と思われる。
- 部屋の内装が背景として不適当と思われた場合は、カーテンやシーツなどを広げドレープをうまく活用して調整し、背景として相応しい物となる様に工夫する。
- 幅1.35M 長さ10Mの写真撮影ロール紙が1万円台前半の価格で株式会社スーペリアより販売されている( http://www.superior-mente.com/)。多数の色があり人物や衣料品関係にも重宝する製品だが、これ自体をセットするためのスタンドが必要となるため、活用頻度との兼ね合いを考慮に入れて検討する必要がある。
- 屋内の作業が難しいと考えられる場合は、公園や河川敷などに赴き、適当な場所を選ぶ。太陽光を使ったナチュラルライティングはなにものにも勝る広がりと豊かさをもって商品写真とすることが出来が、自然光は時刻や天候に左右されるため、意図的な調整が難しい。従って、イメージ性の高いビジュアルを望まないのであれば曇天の光を基本として撮影の考えるのがよいと思われる。
以上、簡略にある程度の体積を持ったアイテムの撮影に関する提案を列記したが、歪防止や背景と被写体との距離関係を考えた場合、レンズの焦点距離は望遠系を基本と考えるのが妥当。

