ズーム機能を使った表現
ズームレンズW側T側の使い方
コマーシャルフォトスタジオでは様々なレンズを設備しその目的に合わせ使い分けを行っていますが、一般に普及するコンシューマーのカメラで行う場合、装着されているレンズは着脱不可能なズーム機能が装備されています。一般にズームと言えば、遠くの物を大きく写す機能として認識されているようですが、それだけに留まらず、特にフォトスタジオワークフローではニュアンスの表現として大きく貢献する機能と言えます。ズームとは、レンズの調整によってファインダー内の取り込み範囲を変化させる機能で、W(広角)にすると取り込み範囲は広くなり、T(望遠)にすると取り込み範囲は狭くなります。従ってスティルライフに於けるワークフローに於いて、被写体とレンズの距離が同じであれば、「 W 」では小さく、「 T 」では大きく写ることになります。Wで被写体に近づく場合の現象と、Tで被写体から遠ざかる場合の現象を比較することが、商品撮影時に於けるテクニック習得の為の大きな要素となり、非常に重要なテクニックマスター項目となります。


ズームをwにセットして商品から30センチの位置での撮影が左画像で、T側にセットして約2メートルの距離の撮影が右画像です。左は近づいての接写の為、被写体に存在する遠近感が強調されて形が歪み、実物よりも大きく感じるのではないでしょうか。また、右は遠ざかって撮った為、遠近感が少なくなり正確な形の描写が出来ました。

