photo studio semi degital laboratory

ビンの輝きをきれいに撮る

スティルライフの撮影は様々ですが、難易度の高い被写体として上げられるのが、所謂スペキュラー・マテリアルと呼ばれる「ひかりもの」であり、その中に化粧品や酒類などといったビン物と呼ばれる被写体の撮影が挙げられます。この完成度を上げる要因として「透明感」「テカリ」などといった表現が必要なのですが、それらは定石に従ってそれを遂行することにより、比較的容易にその目的を達成できます。前者はビンの中身が透明性の高いものが入ったものを撮ることを意味するのですが、発光源を被写体後方に設置し、ビンその物の発光をメインビジュアルとした後、前方を反射板で返し、それをフロントライトとしたもの基本となる撮影です。これによりビン中身の質感表現と共に、被写体全体がシルエットとなりフォルムの表現も同時にすることができます。さて、後者の「テカリもの」の撮影ですが、ビン中身が透明でないものが入った場合がこれにあたり。この場合、前方左右どちらかにフロントライトを設置し、それをメイン光とした後、反対側面をレフ板を使って「起こしの光」を作ります。これにより円筒の形状表現と共にガラスの質感をも同時に表現ができ、マテリアル・エクスプレッションの大半をクリアすることが出来るのです。以上のように写り込みが激しく、細かい調整に手腕を要する難易度の高い被写体であっても、撮影定石にしたがって遂行するばさほど苦闘する必要のないケースが商品撮影の世界では多く存在します。そして、それらを習得することによって、コマーシャル・フォトスタジオのワークフロー全体の効率化を図ることが出来るのです。

 

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