photo studio semi degital laboratory

初心復活トレーニング

被写体とカメラの受光部分の角度関係は商品を撮影する上で比較的重要な部分であると認識されている。しかし、現実にはジャンル別の定石というフォトスタジオにとってはある意味合理性に富んだスタイルに頼る事が出来、その範囲内での調整という比較的判断し易い曲面が殆どで、それに甘えて写真家としの向上の妨げとなる一面が全コマーシャルカメラマンには必ずある筈である。しかし、これに関して気付かぬままパターン化された作業を展開し、独自性のない写真を撮り続ける事を避ける為には、プライベートな時間を持ち、自身があえて撮影依頼の可能性が低い被写体を選び、それと向き合う時間を持つことによって、写真家としてスキルアップに繋がる非常に大切な行為と言えるのでははないだろうか。今回、筆者が選んだ被写体はニシキ蛇の皮革そのものを題材として、そこにある独特の放光を映像に収めることをテーマに撮影した。アイテムに対してカメラの位置を工夫して俯瞰体勢で挑んだり、それ自体にドレープを持たせて鱗を逆立てても在り来たりのものとして写るに過ぎず、時間をかけて被写体と写真機との関係の中に生まれる角度調整に加え、ボケ味の活用法など多角的に技術を駆使し、それらによって下記の作品が仕上がった。この画像は写真となった後の活用性に関しては度外視した状態でのフリースタイル撮影であったが、それによって色々な発見を生み、成長に繋がったと実感出来た非常に充実した時間に久々の感動が込み上げる「初心復活トレーニング」とも呼ぶべき画期的な体験であった。






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