ボトルの撮影
化粧品や飲料水などの容器として、数多くの種類が存在しますが、材質や中に入っている液体の色目、そしてロゴのイメージによって商品撮影の難易度が大きく変わって来ます。例えば、質感表現に於いては、ガラス瓶なのかプラスチックなのかはもちろんの事、内溶液の濃度に関してもサラっとしているのか、ドロっとしているのかまで明確に写し出す必要がある場合があります。またロゴは最も重要視すべき箇所で、この部分の精鋭度はクライアントにとっては譲る事の出来ない項目と云えるでしょう。しかし、これだけの要素を全て確実にクリアしようとすると、ライティングコントロールに始まり、ディフューザーや光のコントロールパネル、挙句の果てに商品のエッジを閉める黒ケントの紙細工に至るまで、自作で作る作業が延々続くことになります。かつてフォトスタジオは、このアナログの時間を何の疑問も抱かずお金に換算し、充分な費用対効果を見込めるとしてクライアントが投じてきたのですが、今となっては、もはやその時間を素直に受け入れる状況など存在するはずもなく、如何に作業効率を図るかが商品撮影の一番の課題となっています。感とコツに頼る時代からデジタルの進化を自分流に消化し、独自のノウハウを開発しなければ、この業界での生き残りは非常に難しい時代になったとボトルの撮影からもつくづく痛感するこの頃です。


