バランスを考える
広告媒体に使用する写真として、最も効率よく消費者の気持ちを掴む為にはその材料の品質や色合い、形や量など、全体としてのバランスを考えて作り上げなければなりません。例えば、ディスプレイ素材としてクオリティー重視のコストの高いものばかりを集めたとしても、一つを取り出してクローズアップするのでは無い以上、お互いの個性を消し合うことにも成りかねないと言えます。しかし、予算の規制があるとは言うものの安価な物ばかりで代用すると、これもまたアピール性の少ない商品撮影になってしまいます。生花が高価でかつ扱いずらいなら造花でも良いのですが、出来るだけそのディティールを目立たせないようにレンズのボケ味を使って表現範囲を制限するとか、照明に若干のクセを持たせて光で飛ばしてしまう等、撮影上のテクニックでカバーする事は充分可能です。要は画像全体のイメージとして瞬間に消費者の目に入ってくる要素として安定したデザインの調和が非常に重要であり、それがプロとしての腕の見せ所と言えるのではないでしょうか。


