商品と人物

人物撮影のヘアメイク及びスタイリスト、と商品撮影のデコレーターの二通りの仕事をこなしているが胃が痛くなり、何時までたってもこれで納得と行かないのが後者の方である。人間の場合はあるところまで行くと「よし、これでいい!」と云う場面が必ず出現するが、商品の場合は何回体験しても曖昧な部分で見切る場合が多いと感じる。実に気分の悪い仕事と言える。多分、人物の場合、私の仕事に加えて更にモデルが自身のポージングや雰囲気で装飾を付けてくれるからだと思う。物体は完全な受身で、そこにプラスαが追加されることは有り得ない。自分の仕事の力量が全て。言い換えれば単純に力量不足なのである。コラボレーションとは良く言ったもので、人間の人生は助けられることによってのみ存在すると思い知る。微力なりとも人の助けになっている事があればいいけど。今のところ何も思い当たらない。

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